2012年10月29日月曜日

「スタートアップインタビュー」infogra.me


最近、調査情報を伝えるためインフォグラフィックを利用する会社が増えてきましたけど、あなたに「インフォグラフィックとは何ですか」って尋ねたら何て答えるでしょうか。

大切なことは「相手に伝えること」、そして何よりインフォグラフィックスを「楽しむ」こと。世界中に感動を伝える、教えたい事を伝える、文化を伝える。
言語を超えた世界共通のグローバルコミュニケーションツール。それが「インフォグラフィック」です。


それで本日紹介するのはKartz MediaWorksのプロジェクトであるinfogra.meです。infogra.meはインフォグラフィックスを共有して世界に【伝える】投稿型サービスということで早速、インタビューを交えてご紹介したいと思います。

今回Kartz MediaWorks CEO,の村上崇氏、CMOのロマーノ・フランチェスコ氏、Global Strategy Divディレクターのアレックス・サバヴァ氏にインタビューしました!

  このサービスの使い方を簡単に説明してもらっても宜しいですか?

infogra.meができる前は、インフォグラフィックを作成してオウンドメディアに発表するか、運良くWEB系メディアに取り上げてもらうかしか見てもらう機会はありませんでした。そこで、誰でも作成したインフォグラフィックを投稿して、ソーシャルメディアでシェアしてもらえるプラットフォームを作ろうと考えたのがこの「infogra.me」です。
やはり、クリエーターも企業も基本的に、作ったものはたくさんの人にみてもらいたいはずです。そして反応がほしいと思います。
現在、コンテンツマーケティングやインバウンドマーケティングなどのキーワードが流行していますが、以前からWEBを作り上げるコンテンツは見ている人を惹きつきて何かアクションしてもらうことが目的なはずです。
そういった意味では面白いインフォグラフィックは、ソーシャルメディアにおいて非常に反応を得られやすいコンテンツだと思います。
デザイナーの方、企業のマーケティング担当者の方、インフォグラフィックに興味がある方はぜひ一度infogra.meをみて、活用してもらいたいです。


  なぜこのサービスをしようと考えたんですか。
元々私たち(Kartz MediaWorks)はマーケティングコミュニケーション分野でPRコンサルティングやコンテンツ戦略を手がけている会社ですが、やはり企業の情報を伝える手法となると「広告」や「プレスリリース」など限られていました。これらの情報発信、コミュニケーションはマスメディアに向けたものが大半です。しかし、今やWebやソーシャルメディアによってマーケティング手法は大きく変貌し、企業は個人に向けて直接、情報を投げかけ、コミュニケーションしていくことが求められています。いわばインフォグラフィックはソーシャルメディア時代の新たなコミュニケーションツールの1つと考えています。
また日本企業は海外に対して情報を発信することが非常に苦手で大手企業さえも的確かつ効果的に情報発信できていません。
やはり言葉の壁は大きいと思いますが、インフォグラフィックであればビジュアルと短いテキストで言葉を超えた情報を発信することができます。インフォグラフィックはグローバル・コミュニケーションツールになりえるポテンシャルを秘めていると考えています。



Visual.ly」や「Piktochartとのサービスが何が違うですか。

はっきり言ってしまえば、Visual.lyでは、インフォグラフィックを乱発しスパム化しています。ほぼテキスト広告のようなインフォグラフィックやプレスリリースと変わりないものが多い。せっかくインフォグラフィックに注目が集まっているのに粗悪なインフォグラフィックが増えるとインフォグラフィックってこのようなものか、と世界全体でトーンが下がってしまうのでどうにかしないといけません。Visual.lyたくさん投資が入っているのであせってマネタイズしようとしているためこのような自体になったのだと思います。
Infogra.meの基本姿勢は見た人が楽しくなるコンテンツを集め、コミュニケーションしてもらうことが目的で、言語を超えたビジュアルコミュニケーションを世界に普及することが目的です。この「楽しいコミュニケーション」というのは今後のインフォグラフィック業界において非常に重要なことだと思います。

PiktochartInfogr.amはインフォグラフィックを自動で作成するサービスですが、自動で作成されたものが楽しいわけありません。1回みればそれで十分です。僕達はインフォグラフィック自動作成サービスなど全く興味がありません。人々から生まれるクリエイティビティのみが、世界に感動を与えると信じています。ただ、世の中に多くあふれる情報を簡単にわかりすく発信する方法として、クラウド型のリッチダイアグラム作成ソフトの開発には興味があります。

  infogra.meアプリなどリリースする予定はないですか?
現在はPC版でしかも国内BETA版しかありませんが、157カ国版(6言語)とiPhoneアプリを発表する予定です。現在、Amazonクラウドへ全面移行し世界のインフォグラフィックインフラとなれるよう準備を整えています。



・一般のユーザーの方は無料ですがどのような利用法がありますか?

❏自分のインフォグラフィックを投稿・シェアできる。
❏自分で気に入ったインフォグラフィックをキュレーション・シェアできる
カテゴリでコンテンツを検索できます。またフリーキーワードでも検索できます。
ビュー回数、ブックマーク、Twitter、またFacebookでランキングチェックできます。

・企業としての利用法は?

❏無料で企業アカウント(マイページ)を作ることができます。
❏そのマイページにコンテンツバンクとしてインフォグラフィックを貯めることができ、自社サイト、ソーシャルメディアに誘導することができます。
❏手軽にインフォグラフィックの制作をinfogra.meに依頼することができます。

  インフォグラフィック動画で投稿できるようにするサービスは今後予定していますか?

年内のグローバル版をローンチする際には動画投稿を実装したいと思います。また、分析ツールも今後ローンチ予定です。

  Infogra.me」はこれからどんなプラットフォームになって欲しいと考えてますか。

言語や国境を超えたビジュアルコミュニケーションプラットフォームになって欲しいと考えています。高い意識をもちながら、現実的な競争にも勝たなければこれは実現できないですが、地道でありながらスピード重視で進めていきます。

ファイナル:

  これからスタートアップする会社にアドバイスがありますか。
私達もスタートアップなので何もアドバイスできませんが、自分の強みや思いとは何か?を自問自答して取り組むテーマを決めるべきだと思います。そうでなければ勝てるサービスは生まれないのではないでしょうか.

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